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salvage antiques

救われしモノの美しさ…


by roshi
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「枝ものを飾る」その後。。

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好評発売中 Bon Chic vol2 はじめてお越しの方もいらっしゃると思います。私は時を経た古きモノ…残され受け継がれた「モノの美しさ」に魅了されています。残された理由が国だったり作者であったりノベルティであったり、年月の長さでアンティークとかコレクタブルなどと呼び方を変える事に抵抗を感じてしまいます。確かにそれは残されたモノの価値の要素であったり、そこから学ぶ事も多いのですが…、私は古いモノを「古物」と表現しています。残され、受け継がれて来たモノにはそれぞれの物語が潜んでいて、それは時代を超え国境を超えた「美しさのエッセンス」に富んでいるからです。古物の中には劣化が激しく道具として使えないモノもありますが、オブジェとして残されて来た時を眺めるのも又、豊かな時間だったりしますね「古物と共に暮らす」そこから始まる生活シーンの中に花や枝を飾る楽しみが繋がって行くのです。などと偉そうに言っている私ですが、毎朝通勤列車に乗りサラリーマンする日常もあります(笑)

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b0117875_11104977.jpgBon Chicで、紹介した白木蓮…その大降りな枝と大きな花に似合わずとても繊細で、花びらは傷つきやすく寿命も短くて…自分が楽しむ分だけなら良いのですが、何ヶ月も前に決める、たった一日だけの撮影日に標準を合わせるのは素人の私には至難の業だとは思いましたが、それでもこの枝モノ(白木蓮)の美しさを読者の方々とどうしても共有したくて、一か八かの賭けに懸けたのです(ココだけの話)笑 サラリーマンの私は自由が利く時間は限られていて、どんな状態で入荷するか分からない木蓮を撮影の10日前の休みにピックアップ。まだまだ蕾も小さくこれでは撮影日に咲かないな…と思い、日の当たる窓際に置いて会社に向かう。。数日経った会社の帰り、閉店した花屋のネット越しに見える同じ口の木蓮の花が咲いているのに気付き、慌てて家に帰る…我家のは蕾は膨らんでいたけど未だ咲いていない。。ホッと一息、今度は一転して部屋を暗くして会社に向かい、夜は暖房もつけず部屋で厚着をする…(1月中旬の話である)苦笑

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いよいよ向かえた撮影前日。。木蓮の花は咲いた!たまにはこんな撮影秘話もいいだろう…(笑)

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「枝ものを飾る」その後…枝モノは長い間、花器で楽しめますが楽しみは枯れた後も更に続きます。それは「古物」似た魅力なのかも知れません…本でも紹介した「クロモジ」は年を越して器を変えて楽しませてもらいました。枯れても尚、枝からは生命の息吹を感じて…キャビネットの中で並ぶ無機質なグラスを引き立てるオブジェと化しました。

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キャビネットの上には過去記事で紹介した懐かしい面々が。。春に楽しんだ芍薬、初夏の紫陽花、秋の蔓バラ。。

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人(動物)、自然(植物)そこから生まれた「物」に隔たりはなく、実は美しさの本質は同じなのかも知れません。

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資金が尽きてリフォームが途中で止まってしまった場所にも枝が。。実はこの枝、あの白木蓮なのですよ^^

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by roshi303 | 2010-03-08 07:00 | Bon Chic