NHK BSプレミアム 鑑賞マニュアル
美の壺 楽しんで頂けましたでしょうか?素晴らしい面々、著名人の中でなぜ私なのか?私にも分かりませんが(笑)夢にも思わなかったテレビ出演、この様な事は恐らく一生に一度の事となるでしょう…このblogにお越しの方はご存知の通り、私は古物(アンティーク)を通して日々の生活、思いを綴っているわけですが、その中でも「花のアレジメント」に特別関わっていた事も特筆した才能も経歴もない…ましてや、ただの分譲マンションの一室だと言う事(だいぶ悪あがきしていますが…)取材の話しを頂いた時、詐欺ではないかと疑ってしまった位でした(笑)そして、こんな時に限って運悪く、我家は10年に一度の大規模修繕が始まったばかりだったのです。。
折しも撮影が行われたのは2月の上旬…仕事柄バレンタイン商戦もあり、大規模修繕も行われていた事から日程も限られていました…。テーマに上げられている「春のフラワーコーディネイト」そんな宿題を頂き、撮影が行われる前の休みに街へと花を買いに出掛ける…いつもなら何も考えずに目に留まった花を手にしていたわけですが、撮影となるといつもとは勝手が違いました。。正直言いますと、番組で他に取材される方と比較されて恥ずかしい思いをしたくないなぁ…などと頭に浮かびました。が、そんな風に考えると尚更、花屋さんの店頭でプチパニック…深呼吸して「日々の生活の中で花を飾る」理由を紐解く私がいました…parisで活躍されている有名なフロリスト、お洒落な花屋さんで売られているブケ、ホテルのロビーに飾られているオブジェの様なゴージャスなアレジメント…花そのものが「美」であり、それはいかなる用途に生かす事の出来る「素材」であることを…なぜ、花屋でもなく、フロリストでもない私に取材が来たのか?と。。
お恥ずかしい話しで、私は自分を見失っていました…私は趣味人ではありますが、一庶民としてテレビを通し花のある生活の素晴らしさをごく自然にいつもの通り表現すれば良いのだと…「やっぱり日々花を部屋の中に飾るということは、自分の身の丈にあった生活の中で楽しむということになりますから、それは決してゴージャスだとか高価な花じゃなくていいと思うんですね。」花が特別な存在ではなく、日々の生活に彩りを与えてくれる一素材に過ぎないのかも知れません
日々の生活の中で花を飾ると言う行為は「いつも見慣れている景色、部屋の中の様子だとかが花を通して景色を見ることによっていつもの通りの当たり前の空間に色を添えていくというか、見え方を変ってくるような気がするのです。」
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自然の中で身を置くと感じる「豊かさ」とはそう言った事なのだと「美の壺」の取材を通し感じた事でもありました…