救われしモノの美しさ…
by roshi
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カテゴリ:salvage antiques( 184 )
水草 の laboratory
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日本にも自生する浮き草の代表種で金魚藻の元祖というべき水草…マツモは池沼、ため池などに生育する多年生の沈水性浮遊植物で、水草として完全に沈水化し、水上葉を出すこともなければ、根を出すこともなく、水中を漂っている。。。

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b0117875_1751678.jpg吹きガラスだと思われる

歪みや厚みが均一じゃない

面白さがある標本用ガラススタンド…

ドーム状の形態、広がった口のカタチから

本来はこの様に立て植物を保存したかは

定かではありませんが、

漏斗を使わずに液体を注入するにも

塩梅が良い様にも思えます。

スタンドなどに固定して

使われていたのが有力でしょうか。。

いずれにせよ、

ラボラトリーで使用されていた道具は

どこか好奇心をくすぐる不思議な魅力があります。

童心に返って、イマジネーションを楽しむのも

こういった古物の魅力なのだと思います。。


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水草は光と水中に溶け込んだ炭酸ガスによって光合成をし、酸素を作り出す。

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子供の頃に理科で実験した様な懐かしさも重なりますが…(笑) 生まれたての酸素の泡が、水中を伝わり部屋に溶け出す光景は、新鮮な空気を供給してくれる、自然の空気清浄機とでも言ったところでしょうか。。

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手軽に楽しめる水草のアクアリウム…

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by roshi303 | 2014-05-02 19:17 | salvage antiques
白い天使 の Bénitier
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山間部に降った雨や雪が地表に流出せずに地下に浸透した水…その水頭が地表よりも高く、地表に出てくる地質条件が満たされている場所において、湧出し水が湧き出る事を湧水(ゆうすい)湧き水と言う…気象条件や人為作用などによって地下の水位が上下することで、湧出量が増減したり、時には枯渇したりもする。しかし、その変動は一般的には河川水のそれよりも小さく、得られる水量が気象条件によって左右される度合いが少なく安定した水資源となっている例が多い。その事から砂漠では湧水によってオアシスが形成されることもある。地層によって浄化された湧き水は澄み透っている。
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白いビスクの質感が映える きれいな顔立ちの 天使 の Bénitier…。天使の英語の呼び名であるAngel は、ギリシア語のAngelos(アンゲロス)に由来し、その原義は「伝令」「使いの者」である。アンゲロスは、神々と人間の中間の霊的存在として伝令を指す言葉でもあったとされている。念いが届きます様に…貝殻をモチーフにした水盤に指先をつけて十字を切る。。神々と人間の中間の霊的存在としてギリシャ・ローマ神話の影響を受けた私たちの見る天使はあまりにも愛らしい…しかし、天使はあくまで神の使いであって、導いてくれる事もあれば、裁きも与える。「天使と悪魔」などと比較される事もあるが、それは表裏一体であり、天罰は自然に受ける悪事に報いる事と言う事となる。
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女性の様でもあり、男性の様でもある。癒しの様な優しさを感じながらどこか惨忍さも感じとれる天使。

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美しさは残酷さを兼ね備えていると言う事。それは、世の常なのかも知れません…

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白い天使 の Bénitier…その美しさの先にあるのは?
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by roshi303 | 2014-04-21 23:09 | salvage antiques
Bonbons au IHS
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IHSの上に十字架がつけ加えられたものがイエズス会の紋章だと言われている。IHSの文字の由来は諸説あり、

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イエス=キリストはギリシア語ではΙησουs Χριστοsと書き、それをラテン文字に直すとIhsouz Xristozとなる。その最初の3文字のIHSをとったと言う説と、ラテン語の「人類の救い主イエス」(Iesus Hominum Salvator)の頭文字、さらにラテン語で「イエスは我らとともにあり」(Iesum Habemus Socium)の頭文字だとされている説がある…

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諸説はあるが、イエスを表すIHSと十字架がエッチングされた小さなガラスのbonbonnière(ボンボニエール)は、イエズスの集会などで使用されたものでありながら、ガラスのとろんとした感じが好ましく、親しみを感じます。

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19世紀末〜20世紀初頭のものと思われるこの器が本当にボンボニエールかどうかは定かではありませんが…

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FINABEILのBonbons au miel (蜂蜜キャンディー)を入れれば…その答えはどうでも良いかな?

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by roshi303 | 2014-04-04 22:00 | salvage antiques
canivet 聖母子像
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b0117875_22365294.jpgcanivet (カニヴェ) とは、カトリック聖画を

エッチングやエングレーヴィングによって

描かれたフランスのカードで、エンボスを施した

レース状の透かし細工で飾られている。

紙製品だと言う事もあり、木製や金属製の

信心具に比べて失われやすくレース状の部分が

破損しやすいため残されている事態が

稀少だとも言える。。当初は主にカルメル会の

修道女たちによって製作され、修道女たちは

滑り止めのために表面を粗くした

fourchette(フルシェット)という薄い木の板に

これらの素材を置き、鵞ペンの先を削る

小型ナイフ(カニフ)と小さなハサミを巧みに使って、

聖画の周囲にレース状の切り絵細工を施しました。



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「カニヴェ」(canivet) という名称は、このナイフ(カニフ canif)の名に由来するそうです。。

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by roshi303 | 2014-02-02 22:55 | salvage antiques
Saladier 
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羽ばたきもせず、向かい風に流される事無く、その場に留まっている。。

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b0117875_20541169.jpgジアンのSaladier(サラディエール)…

バックスタンプは1860〜年代のもの

Gienの陶器工房は1821年に

イギリス人のトーマス・ホールによって

ロワール河岸の豊かな自然に恵まれた町

ジアンに設立され1823年から製造を開始しました。



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b0117875_2052482.jpgGienは、何百年の歴史を持つ

ファイアンス焼きの技法を活かし、

品質の高い陶器を提供し続けている。

17〜18世紀のヨーロッパ各地

ルーアン・マルセイユ・デルフトなどから

インスピレーションを得て

豪華な装飾用品など様々な創作が試みられます。

磁器に近い硬度が特徴である一方、

陶器本来の温かみを持つGienの焼き物は、

多くの愛好者に親しまれ、

フランスのみならず

今も世界中から高く評価されている。。



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大きなSaladierには無数のカトラリーの跡、大家族の食卓が目に浮かびます。。時が経ち、食卓を囲っていた子供達は巣立ち、いつしかこのSaladierを使う事が無くなってしまったのかも知れません…それでも、時より孫を連れて遊びにやって来る子供達の為に…又は、あの賑やかだった食卓を、一家団欒をSaladierに思い浮かべて、高台に穴を空け壁に飾られていたのかもしれません。このSaladierだけが時の中に留まり、過ぎ行く時の流れを見守って来たのだろうと思います。
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日が落ちて暗くなれば、艶やかな姿は蘇る。。

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by roshi303 | 2014-01-12 22:33 | salvage antiques
聖人 Thomas Aquinas
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水面に落ちたモノクローム…


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単色のソレは、その色の濃淡によって明暗を呼び、立体にも平面にもなる。

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18世紀末〜19世紀初頭に描かれたと思われる聖人Thomas Aquinas(トマス・アクィナス)の古典的な絵画…トマス・アクィナスは中世ヨーロッパ、イタリアの哲学者であり『神学大全』で知られるスコラ学の代表的な神学者で、神の存在の証明を中核とし、神学、哲学、倫理学、自然学にわたり、中世人にとっての「知」のあらゆる領域を習得しました。カトリック的世界観を壮大な規模で展開したキリスト教神学の歴史上もっとも重要な人物として知られています…

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b0117875_20423166.jpg人間は神から「恩寵の光」と

「栄光の光」を与えられることによって

知性は成長し神を認識できるようになるが、

生きている間は恩寵の光のみ与えられるので、

人には信仰・愛・希望の導きが必要になる。

人は死して初めて「栄光の光」を得て

神の本質を完全に認識するものであり、

真の幸福が得られるのである。

トマスは、存在論に基づく神中心主義と、

理性と信仰に基づく人間中心主義

キリスト教思想とアリストテレスを中心とした

哲学を統合した総合的な体系を構築し

相対立する概念のほとんど不可能ともいえる

統合を図ったといえる。。その功績は

後世の存在論に多大な影響を与えることになった。


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精霊のシンボル白い鳩からの啓示は…「哲学はancilla theologiae(神学の婢)」と書き留めているのかもしれない。。

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by roshi303 | 2014-01-07 23:18 | salvage antiques
Candlestand d'une église
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そのモノが置かれているだけで空間が静まり、まるで時間が止まったかの様な錯覚をもたらす。。

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b0117875_18121164.jpg古い鉄製の燭台

素材の質感から重量が伝わり

その安定感が視覚的に安堵した気持となる。。

塗料が剥げ、地肌が露出し

赤錆に浸食されたシャビー感が

厳かな雰囲気を醸し出している。

スピンドル装飾が施された

デコラティブなラウンドテーブルとの

相性も素晴らしく

アヴァンギャルドな赤いキャンドルも

良く似合っている様に思います…

イギリスの蚤の市からとの事でしたが

「これはイギリスではないな、フランスの香りがする!」

などと、目利きをする人もいたりして。。



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キャンドルを変えるとまた雰囲気が変わり、住居という生活空間の中でディスプレーを楽しんでいます。。

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b0117875_18141181.jpg日が沈み、場所を変えて…

部屋のライトを落としキャンドルの灯りで愛でれば

タイムスリップした様な錯覚に捕われる。。

我家にやってきたこの燭台。。

滅多に一目惚れなどしない彼女が

惚れ込んだだけの事はあります。。

古物は、好き嫌いで決めると言うより

そのモノの美しさを見出し

その先の感動を思い描けるかが

判断基準にある様に思います。

しかし…この燭台に関しては

一目瞭然ですね。。

ですが、探すとなかなか出会えないのもまた

古物の魅力とでも言いましょうか。。



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などと、へりくつを並べながら…懲りずに再びタイムスリップ!……?

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by roshi303 | 2013-12-01 06:28 | salvage antiques
Vingt mille lieues sous les mers
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気温が低くなるに連れて、空は透明度を増す。月が沈んだ夜はまるで海の底の様に深く透明な漆黒の闇に覆われる。。
海から離れた土地で育った私は、空を海と重ねる事が多い様に思います。特に子供の頃に読んだ『海底二万マイル』は、読書の合間に見上げた夜空に潜水艦ノーティス号を浮かべ、謎めいた物語の行方に胸騒ぎを覚えた事を思い出します。

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寝室に置かれたランプスタンドは、ナポレオン3世も愛用したカトラリーで有名なクリストフル社のキャンドルスタンドを、ランプスタンドに作り替えられたとモノだと思われます。電球ソケット部分はブリキとベークライト製である事から、1940年代位に作り替えられ、シェードは1960年代ぐらいに流行ったタイプのモノだそう…その後、ランプシェードとスイッチのついた電線に変えられ、ランプシェードを噛ませる為のプラスティックの輪が差し込んである。 そして、今度は私が日本のプラグに差し替えて…国を越え、時代を超えて適応しながら受け繋がれているとも言えますね…

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暗い部屋に浮かんだ明かりに安らぎを感じる反面、あの『海底二万マイル』の挿絵にある、光が届かぬ海底の船内に浮かぶ灯りにも重なって…謎めいた気持が蘇ったりもします。ネモ船長は今宵も深海を浮遊する。。

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Vingt mille lieues sous les mers(海底二万里)
著者 Jules Gabriel Verne
1870年/France
by roshi303 | 2013-11-16 09:26 | salvage antiques
Dior silhouette
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強い日差し、新緑の緑、白銀輝く雲…湿度が低いおかげで太陽の季節をありがたく感じられます。本来であれば、一年の内で最も素晴らしい季節である6月…しかし、日本は残念ながら梅雨前線によってその季節は梅雨となります…

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アンティークの町として有名なL'Isle-sur-la-Sorgue。。そこで見つけたクリスタル製のグラス。洗練されたシルエットに久しぶりに一目惚れをしてしまいました。店主からコレはChristian Diorの別注品だと教わり納得。。Diorと言えば、シルエットの美しさによって「ニュールック」と評され世界のモード界に旋風を巻き起こし"チューリップ・ライン" "Hライン" "Aライン" "アロー・ライン"など輪郭による新しい手法を生み出し、"流行の神様"とも呼ばれ、現代にも多大な影響を与えたブランド。。因にシルエットとは、影絵の様な輪郭による実景を意味する言葉でもあります。


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その姿は、女性的で、花瓶に刺された芍薬の様でもあり、香りさえも感じてしまうシルエット。。


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飲み口も素晴らしく、ここ数日の暑い昼下がりに冷やした甘口の白ワインが似合います。。


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赤派の私でも白を飲まずにいられない小悪魔な魅力もまた、女性的でもありますね…(笑)

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by roshi303 | 2013-06-04 23:55 | salvage antiques
聖母マリアは、蒼き衣を纏いて…
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b0117875_10113347.jpgルネサンスを代表する画家

ラファエロ・サンツィオ(1483-1520年)

ルネサンス絵画を完成させ、

後の画家たちの手本となったと言います。

レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロに

触発され描かれたフィレンツェにおける作品

ヴァチカン宮殿のフレスコ壁画を手がけるなど

この類まれなる才能を持った人物像は、

礼節、美徳、威厳ある人格であったと言います。

入念に計算された作品構成、

正確極まりないドローイング、高い審美眼を備え、

さらに他者の構想を理解し

自身の芸術として昇華する優れた技量を有していた…



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b0117875_1510731.jpg赤い衣服に青の衣を纏い、

幼子たちを見つめる聖母マリア。。

一際引き立つ赤と青の衣装は

聖母マリアの典型的な服装でありながらも、

聖母らしい清潔なインパクトを与えている。

赤い衣服は「天の聖愛」

青の羽衣は「天の真実を象徴する」

などと見なす説があるそうです。。

この古いマリア像は CRECHE の一部だったのか?

それとも聖遺物を装飾する為のモノなのかは

この様な状態となってしまった今となっては

想像するしかありませんが…

ただ、何か物語りのワンシーンが切り取られた

写実的な姿に心を奪われます。。



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頭部と手足がビスク製で作られており、欠損が激しく、衣装もまた、触れているだけでボロボロと破けてしまう状態。。
青の衣はきっと色褪せてしまっていますが、もとの色はマリアの象徴的な色でもあるアーミッシュブルーだったと思われます。また、両足の裏に穴が空いている事から何かの台座に固定されていたのでしょう…

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額に納める事で、現世と切り離し、背景を変える事でこのマリアの持つ世界観を再現する事が出来そうです。。

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その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし…(どの様に飾るかを思う楽しみ)
by roshi303 | 2013-03-29 16:34 | salvage antiques | Comments(4)